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rhBMP-2

インプラント治療を行うのに、骨がないと埋入することは不可能です。

骨がない場所には、GBRやサイナスリフトを施行し、自家骨移植、ハイドロキシアパタイト、βーTcpなどの人工骨、他家骨としてDFDBA(死体から採取した骨を脱灰凍結乾燥した材料)、などがよく使用されています。

自家骨移植が、骨増量法のゴールドスタンダードと言われていますが、骨を採取した部位の侵襲と、採取できる骨に限界があります。

写真の、rhBMP-2(骨形成促進因子)は、アメリカ研修の講義で学んだのですが、非常に強い骨再生能力があるためコラーゲンスポンジに液を浸し使用すると多量の骨が造成される材料です。

術後の経過も問題なく、術者、患者にとっても楽に手術を終えることのできる材料だと思いますが、

術後に腫脹がある、値段が高いなどの欠点もあります。

どんどん新しい材料、技術が進歩していく医療業界ですから、私達もそれについていくために勉強しなければなりませんが、自分を信頼してくれている患者への使用は、もう少し臨床データが整ってからにしたいと、私は思っています。

 

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