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虫歯の原因菌によって・・・・・

虫歯(=う蝕)とはお口の中の細菌が、糖質から作った酸によって、

歯が脱灰(歯の表面のエナメル質を溶かすこと)されて起こる歯の実質欠損の事です。 

お口の中には多くの細菌が存在しています。その中でう蝕の原因となる最も重要な細菌は

「ストレプトコッカス・ミュータンス (Streptococcus mutans)」です。

S.mutansは以下の特徴によって虫歯になるのを促進してしまいます。

①ショ糖(=スクロース「砂糖の主成分」)を利用してグルカンを産生する。

 このグルカンというものによって細菌は歯の表面に対して強固に付着し、歯垢を作ります

②様々な糖質から乳酸を作ります。その結果としてお口の中は酸性(最高でph4ぐらい)に傾き、

 エナメル質の脱灰が生じます。

 

お口の中が酸性に傾くと、唾液によってお口の中はアルカリ性へと戻ろうとします。

この進行で重要な事は、糖質摂取の「量」よりも「頻度」の方がより重要です。

一度に大量に摂取することによる脱灰よりも頻繁に脱灰された方がう蝕が進むとされています。

つまり、食事の回数の増加(間食)は継続的なpHの低下(酸性)を持続させ、結果として長時間

歯が脱灰しう蝕の危険性が増加します。

また、就寝中は唾液の量が減少するので、就寝前の飲食はう蝕の危険性があります。

「甘いもののダラダラ食べ」と「寝る前の飲食」に気をつけましょうね

 


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