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チョコと虫歯
昨日は、バレンタインデーでしたね。
今は女性から男性へのみならず、逆チョコや友チョコなどなど……
この時期、チョコを口にする機会がすごく増えますよね。今日はシーズンであるチョコレートと虫歯の関係をお話します☆
◎チョコレートは虫歯の大好物
虫歯の元になるミュータンス菌は砂糖を餌として強い酸を出します。この酸が固い歯を溶かして穴が開いて虫歯になります。砂糖は虫歯菌の大好物なのです。
でもご安心ください。砂糖を食べてもすぐに虫歯になることはありません。歯が溶けて穴になるには時間がかかります。それにお口の中には虫歯菌の出す酸によって穴をあかないようにする強い味方もいるのです。
虫歯菌がせっせと酸をつくり歯を溶かそうとすると、唾液の成分はこれを中和しようとします。またわずかに溶けてしまった歯でも唾液の成分で修復して元の状態に戻そうとします。
唾液はただ口の中を潤したり、食べ物をスムーズに食べるためだけでなく、歯にとっても非常に強い味方なのです。
◎虫歯をつくらないためのポイント
?長時間にわたって食べない
溶けた歯を唾液で修復するには時間がかかります。そのため、間食などの間隔が短い時間でたくさんあると虫歯リスクは高くなります。歯にも休む時間を与えましょう。
?寝る前はなるべく食べない
寝る前にチョコレートなどの甘いものを食べて、そのまま寝てしまうと大変です。寝ている間はほとんどの人が唾液が少なくなるので、菌に溶かされた歯を修復することができずに、さらに虫歯リスクが高くなります。
?食べた後は歯磨きを忘れない
チョコレートの種類によっては歯に張りつきやすいものもあります。食べ終わった後には歯ブラシをしましょう。出来るだけ口の中に停滞しないようにすることが大切で、小まめなうがいも行うとよいでしょう。
?寝る前の歯磨きは特に入念に
寝る前の歯磨きは大変重要です。前にも書いたように、寝ている間は唾液の流れが日中よりも少なくなります。よって様々な唾液の作用も低下するため、しっかり汚れを落としてから眠るようにしましょう。
理想としては、食事の際に一緒にチョコレートを食べてその後の間食をなるべく控えることでですが、実際には難しいかもしれません。まずは夕食後に食べることはなるべく避けたりするといった簡単なことから始めてみませんか?