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治療した歯
一般的な虫歯の治療は、虫歯を取った後の穴に、樹脂や金属などの詰めもので穴をふさぎますが、治療してあったはずの歯が、再び詰めものの奥に虫歯が出来ていた経験ありませんか?
■昔詰めたはずの内部が虫歯になる原因
一般的に虫歯を取った後、詰めものを詰めた場合、その後に内部が自然に虫歯になることはありません。もし虫歯になってしまった場合には、次のようなことが原因です。
・別の場所からの虫歯の進入
たとえば、歯の咬み合わせ面のみ詰めものが入っている場合、歯と歯の間などの(側面)表側から見えない場所から新たな虫歯菌が入り込み、以前詰めた部分の奥に虫歯が進行することがあります。
・詰めもの周囲からの虫歯の進入
詰めもの人工物は決して虫歯になることはありません。しかしその周囲が虫歯になると詰めものの奥にも虫歯が進行することがあります。
・外れかかった金属周囲からの虫歯の進入
歯に金属などがはめ込まれている場合、セメントなどが劣化が原因で、金属が完全に外れることなく僅かに透き間ができることにより虫歯になることがあります。
実際に虫歯を治療した数年後に、詰めものの奥が虫歯になっているケースを見かけます。
一度治療をしたからと安心せず、詰め物と歯の境目の歯垢をしっかりとるよう歯磨きを入念に行いましょう。
また、透き間が出来にくい素材を使った詰め物にしたり定期的に歯医者さんに通い、詰め物のチェックをすることも虫歯予防に繋がります。