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顎の形
日本人と北欧系の人の顎の形を比べてみて下さい。
北欧人の顎は奥行きがあって上からみると楕円形にみえます。
一方日本人のほうは奥行きが狭い円形に近く、顎の大きさはずいぶん小さめになっています。
ということは、親知らずも含めて歯がしっかりと生えそろうスペースをもつ北欧人に比べて、
奥行きが少なく顎の小さな日本人は、前のほうにしかスペース的に余裕がなく、
口元が必然的に前に出てしまいます。
そもそも人類は四足歩行をしていた時代から二足歩行に進化した時点で、
体全体を背骨が支えることになりました。
S字型にしなりながらバネの要領で姿勢を維持するわけですが、
なかでも重い頭についてはまず顎が支える状態になっています。
そしてその顎は歯が支えているわけです。
それほどしっかりと並んだ歯は重要です。
食生活の違いなどから日本人の顎の発達は未完成のまま止まってしまったわけですが、
その狭いスペースに大きな永久歯が押し合うようにして生えてくると、
当然のように歯並びが悪くなってしまいます。
前歯が突出した形になると口を閉じることができずに乾燥した状態が続き、
唾液の分泌も少なくなります。
そうなると虫歯や歯周病の原因になりかねません。
また、歯ブラシで磨きにくい状態もよくありません。
大人になってからの歯列矯正も可能です。
月に一度ですが矯正無料カウンセリングも実施しています。
気になる方は一度診察を受けてみて下さい。