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染め出し材(2TONE)

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こんばんは。

日に日に風が冷たくなってきましたが、
みなさまいかがお過ごしでしょうか?

今日は、細菌を染め出す材料についてお話したいと思います。

みなさまも一度は使ったことがあるのではないでしょうか。
歯が真っ赤に染まるような材料です。
小学校や歯科医院、自宅で気軽に行うことができるものです。

細菌の塊(プラーク)は肉眼で正確に確認することができません。
そこで、プラークがどこについているか‥
肉眼で確認する為に染め出すのです。

歯ブラシの苦手なポイントを知ることができます。
磨き残しを数値化(PCR)し、再発のリスクを検証します。
また、クリーニングにおいては精密性が上がります。
闇雲にクリーニングをするのではなく、
リスクを知った上で健康な歯面は傷つけないようにします。


これらの理由から、臨床では頻繁に使用します。

当院で使用しているものは真っ赤の均一ではなく、
赤と紫の二色に染まる『2TONE』を使用しています。
これは、細菌の厚みに応じて色素の浸透量が変わるので色が違って見えるのです。
とても優れものです。
薄いプラークには赤。
厚いプラークには紫。
といった形です。

紫に染まるプラークの厚みは1日で形成されるような量ではない為、
その部位は何日も歯ブラシが当たっていないことになります。

そういったところが分かるのはちょっとお得だと思いませんか?

知らずにいたら、
その部分は虫歯なり歯周病なり‥
何らかの問題を将来かかえる可能性が非常に高いのです。

みなさまに有益な情報をお渡しできるよう、
これからも材料ひとつひとつにもこだわってゆきたいと思います。゜*☆゜。゜*★゜。゜


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