スタッフブログ

« 口が開きづらい | | 歯がしみる! »

朝の歯磨きと毎食後の歯磨き

20100312140110.jpg

みなさんはどちら派ですか?



歯磨きは朝食前か朝食後か、
どちらが正解でしょうか?




私たちの考えでは、正解は「どちらも」です。
それは、それぞれの目的が異なる為です。
では何を目的とするのかを説明します。

・朝食前(起きてすぐの歯磨き)
唾液には殺菌作用があることが分かっています。
寝ている間はその唾液の分泌が少なく、口のなかが乾燥しがちです。
乾燥すると口内のさまざまな細菌の活動が活発になり、増殖します。
起きてすぐに口臭を感じるのはそのせいです。
起きてすぐの歯磨きは、それらの雑菌を洗い流すためにするのです。
もちろんぶくぶくうがいだけでも効果はあります。


・毎食後の歯磨き
食後の歯磨きは、30分以内が勝負です。
食べたもののなかの糖分を栄養として、口のなかに常時住んでいるミュータンス菌が活性化して酸度を高めるからです。
その酸が歯の結晶を溶かし、虫歯を作ってゆきます。
その酸度の高い状態が食後30分ほど続くといわれています。
このときに唾液の力だけに頼らず、歯ブラシで食べ物のカスや汚れを取り除くことは虫歯の発生を防ぐために大変重要なことです。
また、歯ブラシで磨くこと自体が唾液の分泌をうながすことにもなります。


ですから、飴をずっとなめつづけていたり・ダラダラ食べていることはミュータンス菌に常に栄養を与えていることになるので非常に危険です。
ちなみに、キシリトールはミュータンス菌の栄養とならず、逆にミュータンス菌の数を減少させる作用がありますので、こちらも上手く利用なさってくださいね。゜*☆゜。゜*★゜。゜


新宿 歯医者|新宿パークタワー歯科