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痛いときには・・・
口の中の粘膜や舌に起こる炎症を総称したものを口内炎といいます。「口内炎」には多くの種類がありますが、痛みのあるなしで、有痛性と無痛性に分類され、また見た目から「カタル性口内炎」、「アフタ性口内炎」、「潰瘍性口内炎」に分類されます。
ウイルスや細菌に感染する、歯ブラシ等があたって傷つく、あるいはアレルギーなどが原因で口内炎ができますが、最も多く見られる「アフタ性口内炎」は、原因がわかっていません。白い潰瘍ができ、繰り返すこともあります。だいたい12週間ほどで自然に治ります。
・口内炎になりやすいポイント
口の中には、常日頃から細菌やウイルスがたくさんいて、粘膜がよせつけないように抵抗していますが、抵抗力が下がると粘膜の機能も低下し、感染しやすくなります。口内炎ができやすい要因は、次のようなことが考えられますから、予防のためにも気をつけましょう。
● 疲労や睡眠不足が続いている
● ストレスがたまっている
●風邪や胃腸障害など、体調をくずしている
● 食事が不規則で、ビタミン不足になっている
● 口腔の乾燥、口腔内の不衛生
食事では、抵抗力を高めるビタミンA、ビタミンCやたんぱく質、疲労回復に役立つビタミンB群などを含む食品をしっかり食べることがポイントです。また体の調子を整えるミネラルなども必要で、やはり栄養をバランスよくとる事が大切です。
・気をつけたいポイント
口内炎ができてしまうと、刺激になるものは食べにくいので、次のようなことに気をつけましょう。
・冷たすぎたり、熱すぎたりせず、人肌程度の温度で食べましょう。
・香辛料やタバコ、アルコールなどの刺激物を避けましょう。
・小さめに切ったり、やわらかく煮込むなどして食べやすい工夫をしましょう。
・スープなどの汁物、とろみのあるシチューやヨーグルトなども刺激になりにくく食べやすいです。
口内炎で痛い時には、歯みがきはしにくくなりますが、不衛生にするとさらに口内炎ができやすくなるので、うがいや歯磨きはしっかり行い、口腔内をきれいにキープすることも忘れずに行いましょう。
口内炎ができる場合、ヘルペスや手足口病などの病気によってできることもありますし、繰り返す場合は内臓疾患の可能性もありますから、早めに病院で診察を行うことも大切です。