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歯磨き
虫歯や歯周病の大きな原因はデンタルプラーク(歯垢)です。歯ブラシやデンタルフロスですっかり取り除けばいいのですが、そのまま残っていると、通常1〜3日で、唾液中のカルシウムやリン酸が沈着しはじめ、デンタルプラークは歯石へと変化を始めます。そして10日余りで硬い歯石が出来るのです。
本来、歯にとって大切なカルシウムも、歯石になってしまうのは困りものですね。
一旦、歯石に変わってしまうと、デンタルプラークとは違ってとても硬く、いくら歯ブラシやフロスをしても取り除くことができなくなります。
歯石は細菌の温床となるばかりでなく、物理的に歯や歯肉をおおい、歯肉に刺激を与え続けるので、すこしでも歯石があると歯肉炎や歯周病が治りません。
歯周病の予防や治療の為には歯石を取り除くことが不可欠なのです。
では、ちゃんと歯磨きをしてデンタルプラークがつかなければ歯石はできなくなるでしょうか??
歯石は歯肉の上に着く歯肉縁上歯石と、歯肉に覆われた歯の根の表面に着く歯肉縁下歯石があります。
どんなにキレイに歯磨きをしても、奥歯などはすこしずつ磨き残しがでてしまいますし、縁下歯石が出来る部分は自分では見えないので、デンタルプラークを全て自分で取り除くのはやはり難しいです。
お口の中をキレイに保つ為には一度キレイに歯石を取り除いて、定期的に検診を受けることが大切ですね。