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アルコール消毒
歯を抜いたあとの患者さんに消毒用のうがい薬を渡そうとしたら、お酒でアルコール消毒するからいらないといわれたことがあります。
歯を抜いた後にお酒を飲むことじたい血流がよくなり、痛みや出血を起こしやすいので駄目なことなのですが、 消毒に関しても効果はありません。
日本酒で、エタノールというアルコールの濃度が18〜20パーセントくらいです。
エタノール濃度が50〜90パーセントぐらいはないと消毒効果はありません。
もうひとつ重要なのは、傷口の消毒にアルコールはむいてないといつことです。
皮膚でアルコールを使うと、剥がれ落ちる直前の皮膚細胞が内部の細胞を守ってくれていますが、傷口でアルコールを使うと傷口に露出している内部の細胞も変化して死んでしまうのです。
手術して時くらいは、お酒控えめでお願いします。