スタッフブログ
歯と認知症
皆さん、こんにちは。
急に気温が上がり、一気に春らしい気候になりましたね!
パークタワー横の中央公園の桜がもう少しで咲きそうです。
お花見を楽しみにしている方もいらっしゃるのではないでしょうか(^^)
さて今回のお話は認知症と歯が関係あるのかどうかです。
結果は、、、あります!!
・歯がほとんどなく、入れ歯も不使用の方は、20本以上残っている方に比べ、1.9倍リスクが高まります
・あまり噛めない方は、何でも噛める方に比べ、1.5倍リスクが高まります
・かかりつけ歯科医院のない方は、かかりつけ歯科医院のある方に比べ、1.4倍リスクが高まります
このように歯で噛むことと認知症の発症リスクには、因果関係が認められます。
歯を失う原因の多くはむし歯と歯周病で、知らない間に進行します。
抜けている歯がある場合は、周囲の健康な歯にも負担がかかり、どんどん他の歯も悪くなるなど悪循環を生みます。
ぜひとも定期的に歯科医院で口の中のチェックを受けて、健康な歯を保つとともに、認知症の予防をしましょう。
お待ちしております!
健康志向は良いこと?
こんにちは!
最近は暖かくなってきて少しずつ過ごしやすくなってきましたね。
今日は体には良くても歯には良いとは限らないものを1つご紹介しますっ!
近年の健康志向の高まりで日常的に「お酢」や「レモン」などの酸性の飲食物を
積極的にとる方が多いのではないでしょうか?
特にダイエット目的などで女性は多くとっているのでは?♪
体には良いとされていても歯にとっては被害甚大!!
酸で歯のエナメル質が溶けて歯がしみてしまう原因になります。
健康志向もほどほどが1番ですねっ♪
フッ素とは?
皆様も『フッ素』という言葉を耳にした事があるかと思います。
今回はフッ素についてご説明いたします。
フッ素とは私たちを取り巻く自然環境の中に広く分布している「化合物」です。
地中や水、毎日口にする食べ物の中にも含まれています。
フッ素は歯を強くする効果があるので、世界各国でむし歯予防に用いられています。
フッ素はどうして歯に良いの?
①虫歯になりかけた歯を修復します
歯から溶け出してしまった「リン」や「カルシウム」が再び
歯に戻ろうとする作用(再石灰化)を手助けします。
②歯質を強くします
フッ化物が歯に取り入れられると、エナメル質が強化され
酸に溶けにくい丈夫な歯になります。
③むし歯菌の原因菌のひとつ、ミュータンス菌の働きを抑えます。
当院でもフッ素塗布を行っております。
むし歯になりやすい方、歯の萌出途中のお子様、矯正治療中の方
今後むし歯にならないよう、予防のためフッ素塗布を行ってみませんか?
ご質問やご希望がございましたら、ぜひご連絡ください。
プロフェッショナルケアとセルフケア
診察室で定期的に口腔健診を受診し、その際に歯垢を専門的、機械的に除去し、フッ化物配合ペーストを用いて歯面清掃し、その後フッ化物塗布などをするPMTCは、家庭でのセルフケアにおける食後や就寝前に必ずフッ素配合歯磨剤を用いる口腔清掃と、頻度は異なりますが意図している目的は同じです。
虫歯予防効果が確認されているフッ化物配合歯磨剤の上手な応用法として、一日2回フッ化物配合歯磨剤を用いて歯磨きを行い、その後少し水でうがいをすることを推奨しています。
この方法は家庭で行うフッ化物洗口法と比較して、長期継続しやすい特徴があります。脱灰は日常的に発現していることを考慮すると、頻度の多さからもセルフケアの重要性は患者様に日々お伝えしています。
しかし、初期むし歯に対しては脱灰抑制を目的にしたセルフケアだけでは十分ではありません。歯垢由来の酸を緩衝する処置をプロフェッショナルケアとしてただちに実施する必要があります。