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8020運動
自分の歯で噛まずにいると脳に血液が十分に届かず、脳の働きが低下するといわれています。
これは歯肉と歯根の間にある歯根膜という組織に、歯のクッションとしての役割のほかに歯の感覚を脳に伝える働きもあるからです。
歯根膜を通して伝わる感覚は三叉神経を介して脳に伝わります。むし歯や歯周病で歯をなくしてしまうと、歯根膜の存在もなくなることになります。
つまりこの重要な伝達機能も失われるわけです。
たとえ高齢者になっても誰もがボケずに、自分らしい生活を営みたいものです。満足できる老後の人生を送るために、自分の歯を残すことはとても大切なことです。
世界でも有数の超高齢者社会を迎えようとする日本では、国をあげて8020運動「80歳になっても20本以上、自分の歯を保とう」というキャンペーンが展開されているのです。