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バイオフィルム
皆さんバイオフィルムという言葉を聞いたことはありますか?
お風呂場や流しの排水溝にみられるヌルヌルは、身近なバイオフィルムの例です。
バイオフィルムの特徴はひょうめんいくっつく性質が強く簡単に剥がれない事と
抗菌性の薬も浸透させないほど強いことです。
物理的に取り除くしか方法がありません。
歯の表面についているプラークもバイオフィルムです。
虫歯の原因菌は、お口に入ってきた糖を栄養源としネバネバした物質を
つくり歯の表面にしっかりくっつき、それが溜まって暑い膜状=バイオフィルムになります。
むし歯菌は、この膜に守られて増え続けどんどん酸をつくります。
膜の内側は強い酸性となり脱灰(歯のエナメル質から成分のリンやカルシウムが
溶けだす反応)が進みます。
こうしてむし歯は本格化していきます。
歯周病も細菌による感染症です。
歯と歯の境目についたプラークは、歯と歯肉の隙間(=歯周ポケット)を
広げて奥に入り込みバイオフィルムを作り出します。
この中に毒素を出す細菌が繁殖し、、周りの歯肉をますます攻撃するようになります。
歯肉に遮られてセルフケアが十分に出来ないので歯の表面のものよりも厄介な存在です。
歯の表面バイオフィルムができるには18時間以上かかると言われていますので
1日に一度、プラークが落としやすいうちに丁寧に磨いてください。
また、予防のため定期的な除去をお勧めいたします。
ご希望の方、ご質問のある方はいつでもご連絡ください。