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赤ちゃんのお口
産まれたばかりの赤ちゃんには虫歯菌(ミュータンス菌)がほとんど見当たりません。
ミュータンス菌が登場する時期は、離乳食が始まる時期から乳歯20本が生えそろう3歳直前までと言われています。
実は、赤ちゃんを可愛いと思いとる大人の行為からうつることもあります。
離乳食の温度もなめて確かめていませんか?
固い食べ物を少し噛んでからあげたことはありませんか?
口の中の食べ物を口移しであげたことはありませんか?
これらの行為がすべて、赤ちゃんの口をミュータンス菌で汚染していることになるのです。
大人の口の中にはミュータンス菌を始め、常時300~500種類の細菌が存在しています。
それらの一部が少しでも口移しで移動したとしたら、あっという間に赤ちゃんの口の中で生息し始めるのです。
感染を予防するためには、以下のことに気をつけて下さい。
・家族が、使ったスプーンや箸を子供の口に入れない
・大人が噛み砕いた食べ物を離乳食としない
・哺乳瓶やミルクなどの温度を確かめるために口に含まない
・赤ちゃんの手や口を舐めない
赤ちゃんが2歳頃までに感染せずにいられたら、永久歯が虫歯になるリスクは十分の一以下に減るという説もあります。
むし歯のない状態で大人になれるよう、家族の皆さんでぜひ意識してあげてください。
何かご質問やご心配な点があればいつでもご連絡ください。