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子供の歯について
乳歯にはどんな大切な働きがあるか?
①噛む
よく噛むことで、口の中に唾液がたくさん出るので、食物の消化・吸収がよくなる。
また食べる楽しみをしっかり経験することで、心の面も発達している。
口の回りには沢山の神経が集まっているので、噛む刺激が脳の発達にもよい影響を与えている。
②話す
前歯が1本なかったら「さしすせそ」を正しく発音することが難しくなる。
無理に発音しようとすると、癖のある発音になったり、しゃべり方にも癖がつくことになる。
歯が正しく生えそろっていることで発音も正しく育ってくる。
③永久歯を正しく導く
乳歯の下では、毎日永久歯が成長し、顎の骨も永久歯が生えてくるために成長している。
永久歯が大きくなると、乳歯の根は少しずつ吸収されて短くなり、正しく生えるべき場所へと永久歯を導く。
きれいな永久歯のためには、まず乳歯が健康に生えそろっていることが大切である。
虫歯になりやすい歯の溝を埋めるフィッシャーシーラント
そこで、虫歯になってしまう前に歯の溝をある種のプラスチックで埋める(シールする)方法が"フィッシャーシーラント"である。
フィッシャーシーラントは虫歯になる前に治療するため、歯を削る必要がない。
また、材料に含まれるフッ素が徐々に歯に取り込まれることにより歯のエナメル質を強化し、強い抗菌力によって
虫歯菌の活動を抑制するという大きなメリットもある。
もし、むし歯?と思ったら、すぐに歯科医院で見てもらうことが大切である。