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鼻呼吸と口呼吸

本来呼吸は鼻で行われるものですが、鼻炎や風邪をひいている間は口に呼吸を頼ってしまいます。

それが口呼吸です。

最近習慣的に口呼吸をする人が増えつつあり問題になっています。

鼻には外気の温度や湿度を調節して肺へ送る大切な働きがあります。鼻腔で空気中のごみを取り除き、そして35%~80%の範囲で湿度を調節してきれいな空気を肺へ送りこんでいるのです。これをせずに口で呼吸をすると空気中の細菌やウイルスが直接喉に入ってしまいます。鼻は加湿器であり、フィルターでもあるのです。

また口呼吸ではつねに口を開けていることになりドライマウスの状態になります。ここで唾液の分泌を妨げることになります。そればかりか顎の骨の変化を誘い、歯並びへ悪い影響を与えます。

そのうえ呼吸しやすい恰好へと姿勢が歪んできます。下あごを下げ舌を前の下方へ位置させ頭を後ろに傾ける姿勢です。もちろん正しい姿勢ではありません。口呼吸が歪んだ姿勢をつくり、この歪んだ姿勢が成長過程で顔のかたちまで変えるおそれもあるのです。

もし口呼吸の習慣があると気が付いたら、意識して口を閉じ鼻で呼吸をするようにしましょう。

鼻づまりなど、鼻を原因とする病気があればぜひ治療して治して下さい。


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