スタッフブログ
« 歯を失った後の歯医者での処置について | | 歯医者での治療と食品アレルギー »
仮歯について
今日は、仮歯についてお話ししたいと思います。
①仮歯はどんなふうにできている?
・材質について
仮歯は、耐久性重視する必要がないため、成形しやすく天然歯や金属よりもやわらかい樹脂【プラスティック】でできています。
大きく分けて2種類の材質(MMA系、コンポット系)があり、硬さや見た目に多少違いがあります。
どちらの材質でも、歯や歯茎にやさしい仮歯をつくることが出来ます。
②なぜ仮歯が必要?
・歯の移動を防ぐ
仮歯がないと、歯がないスペースに両隣の歯が倒れ込んできたり、相対する歯が伸びてきたりするため、噛み合わせが悪くなってしまいます。
歯の移動は、意外と短時間でも起こるものです。そのため、作製中の補綴物が合わなくなってしまいます。
仮歯があれば、そういった歯の移動を防ぐことが出来ます。
・さらなるむし歯を防ぐ
歯の表面のエナメル質はむし歯への抵抗力性がありますが、その内側にある象牙質はむし歯対する抵抗性がありません。
そのため、エナメル質に穴があいた状態で長期間(1~2か月以上)治療が続く場合に、仮歯がないと治療中の歯の内側に唾液と一緒にバイ菌が入り、
新たにむし歯になっしまいます。
仮歯は治療中の歯にむし歯ができるのを防ぐことができます。
気になる事、ご質問等ございましたらお気軽にお聞きください。
ご来院お待ちしております。