スタッフブログ
歯の色の変化について
みなさま、こんにちは。
今回は嗜好品による歯の色の変化についてお話ししたいと思います。
人の歯や歯茎の色は、髪の色がやや明るめの人がいれば漆黒の人もいるように、個人差があります。
たとえ、黄色味がかっていたとしても、全部の歯がそうであれば心配ないということです。
ただ、食べ物の色が沈着してついた色の変化は要注意です。それは歯石のつきはじめと考えてください。
例えば、コーヒーや緑茶が好きで頻繁に飲む人の歯には茶渋がついて黄色っぽくなったり歯と歯の間に茶色っぽい筋が入ったりします。
歯石は歯垢が石灰化して固くなり、歯に付着したものです。放っておくとどんどん蓄積して歯肉炎や歯周病の原因にもなります。
日頃から丁寧に歯ブラシを使って石灰化する前に取り除きましょう。
とはいえ、研磨剤の入った歯磨き粉を使ってやたらゴシゴシ磨くと歯の表面を削ってしまうことになるので注意が必要です。
嗜好品による歯への着色や、不十分な歯磨きが気になるのであれば、定期的に歯科医院へ行って、専門的な歯の清掃を受けることをおすすめします。
毎日積み重なっていく磨き残しの汚れを解消する爽快感は、とても快適です。
定期的に歯科医院へ来ていただくことは虫歯予防にも大きな意味がありますし、いつも口腔内環境を良い状態で保つことができます。
皆さんがいつも髪の毛のお手入れに美容院へ行くように、歯科医院へも・・・という習慣が一般化することが私たちの願いです。
むし歯になりやすい歯
皆様こんにちは。
突然ですが、お口の中をのぞいてみてください。
昔、むし歯になったことがある歯や、詰め物が入ってる歯。むし歯かも...と気になる歯。
そして、子供のころからずっときれいなままの歯もあるでしょう。
むし歯菌の量やツバの量や質が人それぞれ違うように、『むし歯になりやすい場所』も人それぞれです。
それでも、下記の場所は多くの人がむし歯になってしまう場所です。
1、奥歯のくぼみ
2、前歯(上の歯)にあるくぼみ
3、歯と歯のあいだ
4、歯と歯ぐきの境目
5、歯ぐきが下がって歯の根が見えているところ
お心当たりはありますか?
現在症状が出ていない方も、これらの部位は注意が必要です。
皆様、歯磨きの際にはぜひこういった場所を意識して磨いてみてください。
また、初期のむし歯は痛みを伴わない場合もございます。
定期的にご自身で歯科医院で検査をすることは大切です。
「むし歯かも...」など気になる事がありましたら、いつでもお気軽にいらしてくださいね。
はじめての永久歯を守るために
こんにちは。
本日は子供の永久歯についてお話しいたします。
6歳ごろになると、乳歯の奥歯のさらに奥へ初めての永久歯が生えてきます。
この歯の名前は【第一大臼歯】といい、最も噛む力の強い大切な歯です。
この第一大臼歯は今までの乳歯よりも奥にあるため磨きにくく、むし歯になりやすいのです。
少し傾いて生えてくるので歯と歯の間に食べカスがつまりやすく、
歯の噛み合わせ面の溝にも食べカスが溜まりやすくなります。
初めての永久歯【第一大臼歯】をしっかりと守るためには、
保護者の方のご協力が必要です。
お子様がご自身で歯を磨いた後には、仕上げ磨きをしっかりとしてあげてください。
当院では、お子様のむし歯の予防なども行っております。
ご不安な点がある方や、ご診察をご希望の方はいつでもお気軽にご連絡ください。
歯周病が妊婦に及ぼす影響
妊娠中は歯茎が腫れやすいのをご存知ですか?
妊娠中女性ホルモン増加により歯肉炎が起こりやすくなります。
また最近注目されているのが、膣や子宮の炎症による早産や低体重児出産です。
一部のルートとして、母体の口腔内に存在する歯周病原菌が血液を介して子宮や
胎児にまで運ばれることがあると言われています。
子宮や胎盤に細菌感染が起こると、そのために陣痛が起こって早産になると考えられています。
歯周病は歯の周囲の細菌感染であり、妊娠中は口腔内が細菌感染しやすい状態ですので
治りにくく、比較的長期にわたって細菌が存在することになり、子宮内感染を引き起こす可能性があります。
つわりなどでなかなか歯ブラシが行えない時期もあるかと思いますが、大丈夫な時は時間をかけて丁寧に
磨くよう心掛けて下さい。
そして、安定期には健診や歯石除去を受けるようにしてくださいね。