スタッフブログ
食育について
みなさん、こんにちは。本日は食育について、そしてその中でも成人期の食育について今日はお話ししようかと思います。
まず、成人期の生活背景として
①社会的責任が重くなり、労働時間が長くなる傾向がある。⇒自己の健康管理に費やす時間的余裕が少なくなる。
②結婚、出産、育児等により生活習慣が大きく変化する。⇒多忙なため、医療機関への来院が滞りがちになる。
③健康診断では経過観察の数値があるが、重度化していないため、この時点ではさほど気にしないことが多い、⇒全身疾患や生活習慣病の発症へとつながる。
成人期に陥りやすい食生活の問題点として、成人期では仕事上の付き合い等での過度な飲食、飲酒、喫煙などにより食生活が乱れてしまいがちです。また、多忙なため食事時間や食事内容が不規則になりやすく、栄養バランスの偏った食生活に陥りやすい傾向にあります。また、嗜好品を過剰に摂取してしまいカロリーコントロールが出来ないと、メタボリックシンドロームになり、全身疾患や生活習慣病につながる可能性があることから、この時期に規則正しい食生活を心がけることが大切です。
成人期のお口の中の問題点として調査によると、35~69歳の年齢層では口腔内にトラブルを抱えているかたは約80%と高く、総患者数は年々増加傾向にあります。
''サイレントディジーズ(沈黙の病気)''と言われる歯周病は、自覚症状がないまま進行していき、気づいた時には重度に進行し、口腔内の破壊が進んでしまうことも少なくありません。また、根面の露出により知覚過敏や露出した部分にむし歯に発展しやすくなるため、メインテナンスは十分に必要になってきます。
成人期の方は歯周病治療を行い、お口の中を定期的に管理することで、自分の歯で一生おいしく食べられるのを目標に頑張っていきましょう。
寒暖差が激しいですが、風邪には十分に気を付けて下さい。
フッ素について
皆様も『フッ素』という言葉を耳にした事があるかと思います。
今回はフッ素についてご説明いたします。
フッ素とは私たちを取り巻く自然環境の中に広く分布している「化合物」です。
地中や水、毎日口にする食べ物の中にも含まれています。
フッ素は歯を強くする効果があるので、世界各国でむし歯予防に用いられています。
フッ素はどうして歯に良いのか?
①虫歯になりかけた歯を修復します
歯から溶け出してしまった「リン」や「カルシウム」が再び
歯に戻ろうとする作用(再石灰化)を手助けします。
②歯質を強くします
フッ化物が歯に取り入れられると、エナメル質が強化され
酸に溶けにくい丈夫な歯になります。
③むし歯菌の原因菌のひとつ、ミュータンス菌の働きを抑えます。
当院でもフッ素塗布を行っております。
むし歯になりやすい方、歯の萌出途中のお子様、矯正治療中の方
今後むし歯にならないよう、予防のためフッ素塗布を行ってみませんか?
ご質問やご希望がございましたら、ぜひご連絡ください。
フロスの使い方について
皆さんこんにちは。本日はフロスの使い方について説明させていただきます。
日々のケアの一つとしてフロスを使われている方もいらっしゃると思いますが、正しい方法で使うことでむし歯の予防効果はより向上します。是非ご一読下さい。
①フロスの適正な長さについて。
だいたいフロスのケースを持って自分の肘くらいまでフロスを引き出した長さ(約30~40cm)がその人にとって適正な長さと言われています。
②フロスの指への装着について
まず、引っ張った時にスルっと抜けないように、片手の中指にフロスを2~3回巻き付けます。
次にもう片方の指に残りのフロスを巻いて行き、両手の間に約10cm程のフロスを残します。
この状態で中指を握り込み、そこを支点に人差し指でフロスをピンと張ります。
以上で準備完了です。
③清掃の仕方
基本的には上記の形でフロスを持ち、両手の人差し指で歯一本一本の間を掃除していきます。
前歯や奥歯等、自分のやりやすい形に基本の持ち方からアレンジしていただいて構いませんが、下の歯を掃除する時は下向きに、上の歯を掃除する時は上向きに、常に歯茎の方向にフロスを押し付けるようにしてください。また、フロスを歯のすき間に入れる際にパチンと強く押し込むと、歯ぐきを傷めてしまい、血が出てしまうこともあります。適度な力で左右に動かしながら入れてあげてください。
掃除の際に、ただフロスを上下に動かすだけでは隙間の汚れは取りきれません。前後や隣の歯に押し付けるようにして、「歯の側面」を掃除するということをしっかり意識して動かして下さい。より汚れが取れるようになるはずです。そして、一か所を掃除したら中指を一巻きすることで、常にきれいな部分で清掃できることも覚えておくといいです。汚れが気になる場合は、ティッシュなどでフロスを拭きながら清掃を行ってもいいでしょう。
最後に、フロスの引き抜き方ですが、歯を治療して金属やセラミックが入ってる場合、フロスを真上に引っ張って抜くと、せっかく入れたものが外れてしまうことがあります。抜くときに抵抗が強かったら、無理に上に抜かず、片方の指を離して横から抜き取ってください。
以上が正しいフロスの使い方です。是非お試しください。
唾液検査導入しました
『ちゃんと歯を磨いているのになんでむし歯いなるのかな?』と思った事はありませんか?
虫歯になる原因は様々あります
むし歯をつくる細菌が多い
むし歯を大きくする細菌が多い
唾液の口腔内中和作用が弱い
唾液の分泌量が少ない
飲食回数が多い
清掃状態が良くない
などが原因として考えられ、一人一人リスクの高さが違います。
そのリスクの高さを調べていくのが唾液検査です。
<検査当日>
むし歯をつくる細菌・むし歯を大きくする細菌を採取、培養
唾液の中和力、唾液分泌量を測定
清掃状態の確認
飲食回数、内容の確認
<1週間後>
細菌数を一緒に確認
各項目のリスクをもとにし、円グラフを作成
高いリスク項目を下げる提案
お口の状況に合わせオリジナルの予防法を提案させていただきます
2回ご来院いただき、費用は5400円
1回あたりのお時間は約40分です
唾液検査を行い、ご自身のリスクにあった予防をしてみませんか?
ご興味ありましたら是非、ご連絡下さい
歯を削る道具
このような回転工具を用いたエアータービンによる歯質の切削は、高速回転による発熱や目詰まりを防止するため、必ず注水下で行われます。エアータービンは超高速回転の反面、マイクロモーターにくらべてトルクが小さく、歯質の切削は軽い圧(フェザータッチ)で行う必要があります。
この低トルクを補うことを目的に、近年では変換ギアによって回転速度を20万回転/分程度まで増速した注水式のマイクロモーターハンドピースが開発され、エアータービンの代替として用いられることもあります。
トルクとは、力と距離の積(外積)で表される量(モーメント)である。力の単位はN(ニュートン)だが、トルクの単位はN・m(ニュートンメートル)である。