スタッフブログ
唾液の働きが歯を守る。
こんにちは、本日は唾液の働きが歯を守ることについてお話ししたいとおもいます。
二次う蝕のリスクを減らすには、歯科医院の定期的メンテナンスと毎日のセルフケアが必須です。
あとは、唾液がふつうに働いてくれれば自然に歯は守られていきます。
唾液の貢献は多大なのです。
普段あまり意識したことのない唾液。この唾液がお口の健康に重要な役割を果たしていることをご存知ですか?
唾液とエナメル質の関係は、血液と細胞の関係に似ています。細胞はつねに血液によって栄養を供給され、
老廃物を取り去ってもらって保護されてます。それと同じように、エナメル質は、唾液によってカルシウムなどのを供給され再石化し、エナメル質の
大敵である酸を中和してもらって、さらには浄化、抗菌作用によって保護されてます。
唾液の出口は耳下腺乳頭、舌下ヒダ、舌下小丘の3か所にあり、お口の中でも唾液の流れが良いところは、浄化や酸の中和が速やかに行われるので、
再石化している時間が長く、二次う蝕のリスクは少なくなります。
一方、唾液の流れが悪いところは、浄化されにくく、作られた酸も中和されにくいため脱灰する時間が長くなり、二次う蝕のリスクは流れが良いところとくらべると
相対的に高くなります。ただしフッ素を使ったむし歯予防効果は大きくなります。
気になる質問やご相談ございましたら、お気軽にお聞きくださいませ。
皆様のご来院おまちしております。
歯と歯の間のお手入れは?
こんにちは。今日はバレンタインデーですね。女性の方もチョコレートは食べましたか?
最近は友人同士のチョコレート交換も多いそうで、先日は小5の姪っ子と一緒にチョコブラウニーを作りました。
完成後ラッピングするのを見ていたら、男の子用が1つなのに対し女の子用は6つという、友チョコメインのバレンタインデーのようでした。
甘い物を食べた後は歯を磨くというのは一般的な話ですが、ハブラシ以外の道具を使うことはありますか?
具体的には糸ようじやデンタルフロス・歯間ブラシなど、ハブラシ以外の道具も使って歯と歯の間を汚れを取ることです。
現代の日本で生活している人で毎日歯磨きをしない人などほとんどいませんが、歯と歯の間のお手入れをしているか...ということになると、まだまだ少ないような気がします。
歯と歯の間も磨けるというハブラシも時々見かけますが、やはりハブラシだけでは限界があると思います。
ハブラシだけを使ってがんばって歯磨きをしても、全体の6割しか汚れは取れないと言われています。
そこに+αで糸ようじやデンタルフロス、歯間ブラシなどを使って歯と歯の間をお手入れすると、8割くらいまで効果が上がるそうです。
とは言え、歯と歯の隙間の広さや歯並び・詰め物の状態によって使いやすい道具は人それぞれです。
当院ではみなさまのお口の状態に合わせた歯磨きのコツ、効率良く汚れが取れるような道具選びの方法などを、クリーニングをしながらお話しさせて頂いております。
春からの新生活の準備の1つに、歯のお手入れも入れてみませんか?
まだまだ寒い日は続きますが、みなさまのご来院をスタッフ一同お待ち申し上げております。
口臭予防と緑茶効果
皆さま、こんにちは。
今回はお茶の効果について述べていきます。
お茶の中に含まれる成分には虫歯などの予防をしてくれるものがあります。
その成分とは次の通りです。
・カテキン...虫歯、口臭予防効果
・フッ素...虫歯予防効果
・フラボノール...口臭予防効果
お茶は仕事などで疲れた気分をホッと一息つかせてくれますし、食後に飲む一杯のお茶は食べ物のカスを洗い流してくれる効果もあります。
なかでもカテキンは、インフルエンザなどの悪性ウイルスの増植を抑える働きもあるので、外出から帰った時のうがい用としても推奨されています。
またフラボノールは、ビタミンCの吸収を助け、同時に毛細血管を強化する働きもあるので、歯肉からの出血を防ぎます。
ところが、効果の高いお茶もたくさん摂りすぎるとかえって弊害を招くこともあります。それは飲みすぎて唾液の分泌を減少させてしまうことです。高齢になると体内の水分が減少して唾液も少なくなります。唾液を分泌させるために補う水分は、なにより水が最適なのです。水分の不足分をお茶で補うとすると、必然的にお茶の成分であるカフェインなどを大量に摂取することになります。カフェインは交感神経を興奮させる作用があります。交感神経支配になってしまうと、唾液を分泌するのは副交感神経ですので、唾液は逆に抑制されてしまうのです。またお茶の利尿作用も同様です。そもそも利尿作用を促すということは唾液の分泌を抑制するということでもあるのです。
お茶は適度な量をおいしくいただくようにしましょう。