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風で歯がしみる
みなさまこんにちは。立冬も過ぎ、朝晩などは寒く感じることも多くなりました。
風が冷たい季節になると患者さんから時々「風で歯がしみる」という話を聞くことがあります。歯がしみる原因の一つとして一般的なのは虫歯が考えられますが、もう一つ高い可能性としては知覚過敏が考えられます。
歯の表面はエナメル質という身体の中で一番硬い素材に覆われています。その内側に象牙質があり、その内部に神経があります。象牙質には無数の穴がありその穴と神経は細い管でつながっています。
歯の根っこの部分にはエナメル質がないので、歯周病や加齢により歯茎が下がると、象牙質がむき出しになり神経に刺激が伝わりしみてきます。また過度な歯磨きや、歯ぎしりや食いしばりで過度な力が歯にかかることによりエナメル質が擦り減ったり、削れることでも象牙質がむき出しになりしみてきます。他にも歯に亀裂があるなどの原因もあります。
とは言っても知覚過敏だけではなく虫歯などで歯がしみてくることも大いにありますので、しみる症状がある方は早めに歯科医院に行くことをお勧めします。