スタッフブログ
口腔外科
- 口腔外科とは、口腔(こうくう:口のなか)、顎(がく:あご)、顔面ならびにその隣接組織に現れる先天性および後天性の疾患を扱う診療科です。この領域には歯が原因となるものから癌までさまざまな疾患が発生します。また交通事故やスポーツなどの外傷、顎変形症ならびに唾液腺疾患などの外科的疾患のほかにも、口腔粘膜疾患、神経性疾患、口臭症などの内科的疾患も含まれます。この領域の異常は、食事や発音・会話がうまくできないなどの機能的な障害に加えて審美的な障害も生じます。
- ↓口腔外科で扱う主な病気↓
- 歯に起因する炎症(むし歯や歯周病など)
- 顎関節症
- 外傷(怪我)
- お口の中の粘膜の異変
- お口の腫瘍
- お口の奇形
「歯科」と「口腔外科」では、対象とする治療内容が異なります。
- 歯科(一般的な歯科医院):主に虫歯や歯周病など
- 口腔外科:主に虫歯や歯周病以外のお口の周囲の疾患など
看板やホームページに口腔外科と表記している歯科医院は、お口の周囲に発生する疾患の知識や経験が豊富である歯科医師(口腔外科医)が駐在しているという一つの目安になります。
ドライマウスについて
こんにちは。
年齢に関係なく、口の渇きや唾液が出ないといったドライマウス(口腔乾燥症)を訴える人が増えています。
ドライマウスは現代病の一種で原因は主に、加齢・高血圧・心疾患・薬の服用・ストレス・口呼吸などで起こります。
下記の項目に3つ以上あてはまるようでしたら、ドライマウスが疑われます。
・気が付くと口で呼吸している。
・食べ物の味がしない、味覚が変わった
・食べ物が噛めない、うまく飲み込めない
・口の中がべたつき、のどが詰まったような感じがする
・口の中がカラカラ、ネバネバして水分が手離せない
・口臭を強く感じる
・舌がひび割れて痛い
・舌がからまり話しにくい
・歯磨きをしていてもむし歯や歯周病になりやすい
・常に飲まなければならない薬がある
・いつも忙しくほっとする時間がなく、飲酒の機会も多い
いかがでしたか?
自覚症状がなくてもドライマウスのことがあります。
放っておくとむし歯や歯周病も悪化してしまいます。
3つ以上あてはまる項目があった方は一度歯科医院で見てもらうようにしましょう。
初期の虫歯について
初期むし歯は脱灰と呼ばれる段階で、まだ歯の表面に穴もなくわずかに白い斑点が見える程度をしめします。
厳密にいうと歯に穴が開いていないためむし歯ではなく、当然ながら痛みもありません。
しかしそのまま放置すると必ず表面のエナメル質は溶けて穴があきます。
脱灰はエナメル質の内部のミネラル分がごく一部溶けだした状態です。逆に唾液に含まれてるカルシウムなどミネラルイオンが歯に入って脱灰部分に沈着することを再石灰化といいます。
最近この脱灰と再石灰化日常的に繰り返されてることが分かってきました。
しかしこれが繰り返されてるうちにエナメル質の歯の表面が変化して酸に溶けにくくなることもわかっています。
つまりむし歯になりにくい丈夫な歯になることです。
唾液により再石灰化が促され、歯が丈夫になる事は大変嬉しいことです。
ところでこの再石灰化をもっと後押しする方法があります。
唾液のカルシウムイオンに吸着を促進させるのがフッ素です。
フッ素入りの歯磨剤で歯磨きをすることが効果的といわれるのはそのためです。
親不知
こんにちは。
本日は親知らずについてです。
親知らずは第三大臼歯の事で、前歯から数えて8番目の歯の事です。
18歳か以降ごろから何らかの問題を引き起こすことが多く、抜歯せざるを得ないケースも多い歯です。
成人してから親知らずが生えてきて、気になる方もいらっしゃると思いますが、すべての親知らずを必ず抜歯しなければいけないということはありません。
例えば、【まっすぐ生えていて上下でしっかりとかみ合っている親知らず】です。
きちんと磨けていて、健康な親知らずであればそのままにしておいて大丈夫です。
ただ、一番奥の歯ということで磨きにくく
親知らずとその手前の歯がむし歯になってしまったり、
斜めに生えていることで隣の歯を圧迫している場合、
また、歯ぐきがかぶっていて繰り返し腫れてしまうような場合には
抜歯することをお勧めしています。
子供のころからやわらかいものを食べることが多くなった現代の食事では
顎が発達せず、親知らずが十分に生えきらなかったり、
斜めや横に向かって生えてしまうことが多く様々なトラブルを引き起こす原因になっています。
トラブルの起きやすい親知らずの場合は歯科医師との十分な相談のうえで、抜歯を考えた方が良いでしょう。
抜歯当日はお酒や運動を控えていただくなど、注意事項が何点かございます。
抜歯に関しましてなにかご不明点がございましたらいつでもご相談ください。