スタッフブログ
デンタルフロスと歯間ブラシ
今日は歯と歯の間のお手入れの必要性についてです。
歯と歯の間は、歯ブラシの毛先が届きにくいためプラーク(歯垢)が残りやすく、むし歯や歯周病が発生しやすい場所です。
この歯間部のプラークは歯ブラシだけでは60%程度しか取り除く事ができませんが、歯ブラシと一緒にデンタルフロスや歯間ブラシを使うと90%近くのプラークを取り除く事ができます。
効率よくお手入れするためにも、毎日のケアに歯と歯の間のお手入れも取り入れましょう。
☆デンタルフロスの使い方
①ホルダー付きデンタルフロスの使い方
1 鏡で確認しながら歯と歯の間にデンタルフロスの糸の部分を当てます
2 ゆっくりと小さくノコギリを引くようにしなが入れます。
この時、勢いよく入れると歯肉を傷つけてしまうので注意しましょう。
3 中まで入ったら、歯の面に沿わせて上下に動かしながら前と奥の歯の両方の面にのプラークを取り除きます。
②糸巻きタイプの使い方
1 デンタルフロスを4センチ位に切り両手の中指に2~3回巻きつけ、15センチ位の長さにしてピンと張ります。
2 両手の親指と人差し指で糸をつかんで操作します。
3 使う部位に合わせ歯と歯の間にゆっくり小さくノコギリを引くようにしながら挿入します。
4 歯肉の少し中までスッと入る所までデンタルフロスを挿入します。
5 歯に巻きつけるようにして、歯の面を2~3回上下にこすってプラークを取り除きます。
鏡を見て場所を確認しながら歯肉を傷つけないように使用し、1日1回歯磨き後に使うと効果的です。
☆歯間ブラシの使い方
歯間ブラシは針金にナイロン毛をつけたものやゴム製の小さなブラシが歯間部に残ったプラークを効率よく取り除くことができます。
デンタルフロスに比べて歯間部が広い場合に適しています。
①歯間ブラシの使用部位
歯間ブラシは歯と歯の間やブリッジの下、歯が抜けたままになっている所、矯正装置の周りなどに使います。
②歯間ブラシを選ぶ時の目安
ブにラシのサイズは各種あり、歯と歯の間に抵抗なく挿入できるサイズを選んでつかいましょう。
お口の中の状況も1人1人違います。ご自身の歯茎の状態や使いたい部位に合ったサイズを選ぶ事が重要です。
歯間ブラシを選ぶ時の1つの目安として、歯間ブラシを挿入した時に無理なく(抵抗なく)動かせるサイズを選ぶようにしましょう。
③使用後のお手入れ
使用後は流水下でこすり洗いしてよく汚れを落とし、風通しの良い所で乾燥させ保管しましょう。
④歯間ブラシの取り換え時期
ブラシの毛が乱れたり短くなったり、ワイヤーが曲がってしまったらとりかえましょう。
歯間ブラシが入りにくい所に無理にいれたりワイヤー部分で歯をゴシゴシこすったりすると歯や歯茎が擦り減る事があります。
自分に合ったサイズの歯間ブラシを正しく使用する事が大切です。
デンタルフロスと歯間ブラシをうまく使い分けて、ご自身に合った最適な清掃方法をみつけていただけたら幸いです。
ご不明な点がございましたら、いつでもお気軽にご相談下さい。
大人の矯正について
こんにちは。
あっという間に桜も散ってしまいそうなお天気が続いていますね。
4月は新年度、今までと環境が変わる方もいらっしゃると思いますが、
新しいことを始めてみるいい季節ではないでしょうか。
今日は矯正のお話です。
歯並びは気になるけど、大人になってからでも矯正って出来るの?
と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
乳歯から永久歯に代わる時期が矯正治療をはじめるのに最適な時期ではありますが、
大人の矯正ももちろん可能です。
子供のころの矯正との違いは、歯の移動に時間がかかったり、装置に適応するのに幼少期より時間がかかったりとありますが
大人になってから歯列矯正を考える方はほとんどが歯並びからくるコンプレックスの解消を目的にされています。人生を明るく前向きに生きるためにも意義のあることですね。
それ以外にも様々なメリットがあります。
それは噛み合わせの改善です。不正咬合は頭痛や肩こり、腰痛もなどにも悪影響をもたらします。
また歯並びが良くなることで歯ブラシが行き届きやすくなり、むし歯や歯周病の予防にもつながります。
大人になってからの矯正ですと装置の見た目が気になる方もいらっしゃると思いますが
当院では舌側矯正(裏側矯正)やマウスピース矯正も行っておりますので
気になる方は担当医や担当衛生士にお声掛けください。無料相談も行っております。
タフトブラシについて
皆さんこんにちは。
今日はタフトブラシについてです。
タフトブラシは、毛先が1つのヘッドの小さな歯ブラシです。
普通の歯ブラシでは毛先が届きにくい所の清掃に適しており、歯ブラシで磨いた後、タフトブラシでの清掃を追加する事で磨き残しやすい「歯と歯の間」や「歯と歯肉の境目」のプラークを効率よく除去することができます。
①タフトブラシの使用部位
歯並びが悪い所
矯正装置のまわり
被せ物のまわり
奥歯の歯
前歯の裏
抜けた歯のまわり
背の低い親知らず
生えかわり期の生えている途中の歯
②タフトブラシの使い方
歯ブラシで磨いた後、磨き残しを鏡」で確認したり、舌で触っ感触がザラザラしていないかなどを確認します。
たふとぶらしは、ペングリップ(鉛筆の持ち方)で持つことをお奨めします。
鏡を見ながら、磨き残しが気になる所に毛先を当て軽い力で小刻みに動かして磨きましょう。
③タフトブラシの取り扱い方法
使用後は、流水下でよく洗い、風通しの良い所で保管しましょう。
また、毛先が乱れてきたら交換しましょう。
使い方などわからないことがございましたら、お気軽にご相談下さい。