スタッフブログ
意識して鼻呼吸を
皆様、こんにちは。
今回は、口呼吸についてお話します。
本来、呼吸は鼻で行われるものですが、鼻炎や風邪をひいている間は口に呼吸を頼りがちになります。それが口呼吸です。
最近、習慣的に口呼吸をする人が増えつつあり、問題になっています。
鼻には外気の温度や湿度を調節して肺へ送る大切な働きがあります。
鼻腔で空気中のごみを取り除き、そして35~80%の範囲で湿度を調節してきれいな空気を肺へ送り込んでいます。
これをせずに口呼吸をすると空気中の細菌やウイルスが直接のどに入ってしまいます。鼻は加湿器であり、フィルターでもあるのです。
また、口呼吸では常に口をあけていることになり、ドライマウスの状態になります。
ここで唾液の分泌を妨げることになります。そればかりか、顎の骨の変化を誘い、歯並びへ悪影響を与えます。
そのうえ、呼吸しやすい恰好へと、姿勢がゆがんできます。
下顎を下げ、舌を前の下方へ位置させ、頭を後ろに傾ける姿勢です。
もちろん正しい姿勢ではありません。口呼吸がゆがんだ姿勢をつくり、このゆがんだ姿勢が成長過程で顔の形まで変える恐れもあるのです。
これからの季節、特に風邪やインフルエンザなどが流行してきます。
もし口呼吸の習慣があると気づいたら、意識して口を閉じ、鼻で呼吸をするようにしましょう。
鼻づまりなど、鼻を原因とする病気があれば、ぜひ治療して治してください。
喫煙がインプラントに及ぼす影響
こんにちは。
今回は喫煙がインプラントに及ぼす影響についてお話ししていきます。
①ニコチンによる血流阻害
タバコに含まれているニコチンは、歯肉の血流を悪くします。そのため、インプラントを支える歯肉に酸素や栄養が行き渡らず、細菌に対する抵抗力が弱まります。
②一酸化炭素による酸素供給阻害
タバコによって発生する一酸化酸素によって、インプラントを支える歯肉に酸素や栄養が行き渡らず、細菌に対する抵抗力が弱まります。
③白血球の活動を抑制
白血球は細菌と戦い、退治する役目を持っているのですが、タバコは白血球の機能を低下させる作用があります。その結果、細菌に対するインプラントを支える歯肉の防御機能が低下してしまいます。
④新しい組織を作る細胞の増殖を抑制
インプラントを支える歯肉の回復に必要な細胞の増殖を妨げる働きがあります。
⑤唾液の減少
唾液はタバコに含まれる有害物質を中和したり、細菌の増殖を抑える働きがあります。タバコによって唾液が減少するとインプラントを支える歯肉が悪化しやすくなります。
⑥免疫力の低下
タバコの中の有害物質により免疫力は衰え、炎症症状がでないままインプラントを支える歯肉の病状が進行していきます。そのため、気付いた時にはインプラントを除去しなければならないほど病状が進んでしまうこともあります。また、治療しても症状が改善しにくくなります。
インプラントをする前に歯周病で歯を失ってしまった方は毎日のケアが十分ではない場合が多く、改善することが大切です。
また、インプラントにしてからもインプラント周囲炎になる可能性が高いので、自宅と歯科医院でのケアをしっかり行いましょう。
気になることがございましたら
お気軽にご相談ください。
金属アレルギーでしょうか
最近、治りの悪い皮膚や粘膜の症状の原因として歯科治療で使われる金属に対するアレルギーが注目されています。
金属アレルギーは同じくアレルギーといわれる喘息やアトピー性皮膚炎とはアレルギーを起こす機序が違い、異なるものです。
口の中のものでアレルギーを起こす原因となり得る金属としては
被せてある歯やその土台に使われている金属、入れ歯に使われている金属などが挙げられます。
【症状】
・舌炎:舌に痛みやピリピリ感がある
・湿疹:手や足、全身に湿疹が出る
・掌蹠膿疱症:手のひらや足の裏に膿による水ぶくれができ赤くなったりする
など。
金属アレルギーの疑いがある方は皮膚科や、大学病院の口腔外科、取り扱いのある一部歯科医院でパッチテストを行うことで判定できます。
パッチテストとはアレルギーの原因になる得る金属成分を一定期間背中に貼り、アレルギーの症状がでるか確認する方法です。
アレルギー症状が出るような該当する金属が口の中にあればそれを除去し、以後必要となる一般的な歯科治療を行います。
今出ているアレルギー症状の治療も併せて皮膚科や口腔外科で行っていきます。
歯ぎしりについて
歯ぎしりは夜だけではなく昼にもおこります。
音のあるものだけでなく、音がでない歯ぎしりをしている人もいます。
歯ぎしりはストレスや噛み合わせが原因といわれています。
そして歯ぎしりは睡眠の妨げになるだけではなく、歯周病を悪化させたり、歯をすり減らし歯の寿命を縮めたり顎関節症を引き起こしたりします。
【歯ぎしりの症状】
・クレンチング(噛みしめ、食いしばり)
・タッピング(カチカチと噛む)
・グラインディング(ギリギリと音がする)
【歯ぎしりの治療法】
①噛み合わせを調整する
何かの原因で抜けた歯をそのまま放っておくと噛み合わせがバラバラになり歯ぎしりの原因になることがあります。
その場合は義歯やブリッジなどをつかって噛み合わせを正常にすることが必要です。
②マウスピースやスプリント(固いマウスピース)
眠っているときは意識的に歯ぎしりをやめることはできません。その時はマウスピースをはめたまま眠るのが効果的です。
健康保険が使えますし、歯科医院で簡単に作ることができます。
③歯ぎしりに気づくこと(原因がストレスや心因性のものである場合)
歯ぎしりは眠っているとき、何かに夢中になっている時に出ますので自分ではなかなか気づきづらいものです。
家族や身近な人に聞いてみることも大切です。
ドライマウスについて
Q.ドライマウスとは?
ごく普通に食べたり飲んだり何気なく会話できるのは唾液がお口を潤しているおかげです。
また口の中をきれいに保つための自浄作用や免疫作用、抗菌作用もある大切な分泌物で、一日に約1.5リットルも分泌しています。
この唾液が出なくなってしまう症状がドライマウス(航空乾燥症)です。
Q.ドライマウスになるとどんな問題があるのか
ごく普通の食べる、飲む、話すといった動作が上手くできなくなったり、歯の変色の原因にもなります。
またお口の中の清潔さを保てなくなり、むし歯や歯周病にもかかりやすくなってしまいます。
Qなぜドライマウスになるの?
ドライマウスは外傷などにより唾液腺が損傷したり、加齢や生活習慣によって唾液分泌量が減少することが原因になっています。また、様々なストレスによる不安定な精神状態が続くときや、服用している薬剤によっても唾液が少なくなります。
Q.改善の方法は?
梅やレモンなどの酸っぱいものを思い浮かべたりキシリトールガムを噛んだりすることで唾液の分泌が促されます。また専用の洗口液を使ってお口をすすいで口の中を潤すことを心がけましょう。
歯間ブラシについて
皆様こんにちは。
今日は歯間ブラシについてです。
どうして歯間ブラシやデンタルフロスを使わないといけないのでしょうか?
歯ブラシのみでブラッシングしただけでは、歯と歯の間は十分磨けない事があり、プラーク
(歯垢)や食べかすが残ってしまいます。
むし歯や歯周病の原因はプラークです。
そこで歯間ブラシやデンタルフロスを使って、歯ブラシでは届かない歯の側面についたプラークや、歯と歯の間に入りこんだ食べかすをきれいに取り除きましょう。
そして、きれいで健康な歯を保ちましょう。
歯ブラシによるブラッシングだけでは、歯と歯の間のプラークは60%しか除去できません。
対して、デンタルフロスを使用すると80%、
歯間ブラシを使用すると85%まで除去できます。
歯間ブラシのサイズはSSSからLまで様々なサイズがあります。
歯間部の大きさと異なるサイズの使用は、歯や歯肉を傷つけたり、ワイヤーが折れて飲み込んでしまう原因になりますので、部位に合ったサイズを選ぶことが重要です。
サイズや歯間ブラシの使い方などわからない事がございましたらお気軽にご相談下さい。