スタッフブログ
キシリトールについて
キシリトールとは砂糖にかわる代用甘味料です。
キシリトールは白樺や樫の木などの樹液から抽出した天然の甘味料で苺などの果物にも入っています。
キシリトールは糖アルコールの一種で虫歯の発生を防ぐ効果があります。
虫歯菌のひとつミュータンス菌は、糖を分解し歯を溶かす酸を発生させます。キシリトールは虫歯菌が分解できない甘味成分なので酸の発生を抑えられます。
キシリトール入りのガムを噛むことによって唾液の分泌も促進され虫歯予防に効果的です。
お口も乾燥する季節なのでキシリトール入りのガムでケアしてみてはいかがでしょうか。
年末年始の休診について
◎年内の診療について◎
令和2年12月29日(火)まで通常通り診療しています。
また、誠に勝手ながら12月24日(木)は午後休診とさせていただきます。
◎年始の診療◎
令和2年12月30日(水)~令和3年1月4日(月)まで休診となります。
年明けは1月5日(火)より診療いたします。
知覚過敏について
今日は知覚過敏についてお話します。
「知覚過敏」という言葉は、コマーシャルでもよく耳にします。冷たいものを口にした時、歯を磨いてる時などに、むし歯でない歯が瞬間的にしみたり、不快を感じる症状のことです。
知覚過敏は普通のむし歯のように"原因を取り除いてすぐに治す"ことができません。いったん症状が出てしまうと完全に治すことが難しい病気です。
知覚過敏は主に
①歯ぎしり ②くいしばり ③強いブラッシング による歯と歯肉へのダメージから起こります。
歯ぎしりやくいしばりは、その強い力によって歯と歯肉の境目に余計な負担をかけ、歯の表面に亀裂ができたり、歯肉が下がって象牙質を露出させてしまいます。また強いブラッシングは歯肉の退縮やエナメル質を削り取ってしまいます。
一度退縮してしまった歯肉や、減ってしまったエナメル質は元には戻りません。
歯ブラシの毛先がすぐに開いてしまう人はブラッシングが強すぎる証拠です。歯と歯肉をチェックし正しいブラッシング
を身につけましょう。早めに気づくことが自分の歯と歯肉守る第一歩です。
歯ぎしりやくいしばりをする人は、保険治療のきく防止用のマウスピースを入れて寝ることをおすすめします。
市販されている知覚過敏用の歯みがき剤を使用したり、フッ素やフッ素入りのMIペーストで歯質を強化するのも良いでしょう。
力の入れすぎがお口のトラブルの原因となります。
人間は、何もしていない安静時は当然のこと、力仕事など特別な場合以外は上下の歯を接触させていないのが普通です。
テレビを観たり、本を読んだり、パソコンに向かったり、料理をしている時、もしも上下の歯を噛み合わせているとしたら要注意です。
余計な力を入れずに、肩の力も、口の力もぬいてリラックスして生きるとこが健康の秘訣です。
頭痛?肩こり?顎関節症かもしれません。
頭痛や肩こり、様々な症状を引き起こし、原因が気づきにくい顎関節症。
口を開けるたびに音がする、まっすぐ開かずに蛇行する、そういった症状が顎関節症です。
いくつか症状をあげるので複数当てはまる人は顎関節症の可能性があります。
・口を開けると音がする
・口を開けるときにまっすぐ開かず蛇行する
・口を大きく開けると耳のあたりに痛みを感じる
・耳のあたりが重い感じがする
・ぐっと噛みしめると痛みがある
・顎が外れそうになる
・頭や肩、背中がだるかったり、凝ったりする
以上が顎関節症の疑いのある症状です。
いくつか当てはまった方は一度受診を検討してみてください。
顎関節症は顎の使い方(食べ物を噛むとき等)に左右の差があったり、
歯ぎしりや食いしばりで大きな力が顎にかかっていたり、
横寝やうつ伏せ寝、頬杖などの習慣やストレスが原因とされています。
ひどくなると頭痛や鼻炎、肩こり、難聴、疲れやすい、慢性の倦怠感などが表れます。
そうならないための日常的に気を付けるポイントは
・歯を噛みしめない
・充分な睡眠をとる
・仰向けで寝るよう意識する
・姿勢を良くして、頬杖をつかない
・極端に固いものばかり食べない
・左右均等に噛むようにする
一つ一つ小さいものですが習慣化したものはすぐには治しにくいものなので、
上記のポイントを意識して顎に負担のかからない生活を送りましょう。