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20~40歳の口の中
今20~40歳あたりの年齢の方、最後に歯科医院に行ったのがいつか覚えていますか。
ほとんどの人は歯科検診をする機会が高校卒業を機に激減します。
おそらく余程の症状がないかぎり歯科医院に出向かれないでしょう。
ところがこの年代は一生のうちで特に歯や歯肉に関心をもっていただきたい年代なのです。
社会人となり平日は勤務、休日は休息というローテーションで日常はあっという間に過ぎ、歯のことなど考えている時間もないことでしょう。
しかし社会生活のスタートとともに歯や歯肉にもストレスがかかりはじめます。
食事は不規則になり徹夜もあるかもしれません。家にたどり着いたら歯を磨くことなくベッドに倒れこんでしまう日もあるでしょう。
20代~30代の口腔内はこういった無理や不摂生にもかかわらず比較的大きなトラブルは表面にはでてきません。
しかし40代になるころから急増する歯周病は実はこの時期の無理がもたらしたものだったのです。
一生を左右する分岐点でもある40歳までのこの時期、定期的なチェックは重要です。歯科医院では次のような項目で検査します。
●歯周病について
・歯肉の状態(歯周ポケットの深さ、歯肉出血の有無など)
・歯の状態(動揺度、噛み合わせの状態など)
●むし歯について
・むし歯の有無
・プラークの量やむし歯菌の状態など
症状がみつかればそれぞれの治療にうつり、必要があれば歯ブラシ指導や衛生士による専門的な口腔清掃が行われます。