スタッフブログ
GW期間中の休診日
【お知らせ】
GW期間中の休診日と診療日のご案内です。
●休診日
5/3(月・祝)
5/4(火・祝)
5/5(水・祝)
●診療日
5/6(木)より通常診療となります。
ご来院の際はお電話をお願いいたします。
みんなの味方、フッ素
●フッ素はどんなものにも含まれる天然元素
フッ素は地球上のあらゆるものに必ず含まれる身近な元素です。
歯の質を良くして虫歯に対する抵抗力を高めるものとして唯一公認されているものです。
【フッ素の働き】
・歯の表面の一番硬いエナメル質に働きかけて、歯の質を強くします
・初期虫歯で溶かされかけた歯をもとにもどそうとする力を促進させます
・口の中の雑菌の働きを弱めます
・歯だけでなく骨にとっても必要なものです
骨折や骨のミネラル低下を予防する作用もあります
●フッ素の利用法
虫歯予防におすすめ
フッ素塗布=歯科医院で定期的に塗布してもらいましょう
フッ素入りの歯磨き剤の使用=毎日続けましょう
これらは長く続ければ続けるほど高い効果が得られるので、こつこつと続けていただきたい努力です。
赤ちゃんへの口移し
今日は赤ちゃんへの口移しについてです。
生まれたばかりの赤ちゃんには虫歯菌(ミュータンス菌)がほとんどないといわれています。
いつ、どのようにして、このむし歯菌(ミュータンス菌)が赤ちゃんの口の中入ってくるのでしょうか。
まず、赤ちゃんの口の中に虫歯菌(ミュータンス菌)が入ってくる時期は、
離乳食が始まる時期から乳歯20本が生えそろう3歳直前とされています。
また、その原因として...
赤ちゃんのことを思う周囲のおとなの行動から移ることもあるのです。
ではどのような行動から移るのでしょうか。
何個か例を挙げますと...
離乳食の温度をなめて確かめていませんか。
硬い食べ物を少し噛んでからあげたことはありませんか。
口の中の食べ物を口移しであげたりすることはありませんか。
これらの行動が赤ちゃんの口の中を虫歯菌(ミュータンス菌)で
汚染していることになるのです。
おとなの口の中には虫歯菌(ミュータンス菌)をはじめたくさんの細菌が住んでいます。
その一部が少しでも口移しで移動したら、あっという間に赤ちゃんの口の中で生息し始めてしますのです。
予防するためには...
家族の使ったスプーンや箸を子どもの口の中に入れない。
おとなが嚙み砕いた食べ物を離乳食としない。
哺乳瓶のミルクなどの温度を確かめるために、口に含まない。
赤ちゃんの手や口をなめない。
菌は感染するとなかなか除去できません。
そのためこのような対策がとても重要になってくるのです。
初期むし歯って何?
CO(Cories Obsavation /カリエス オブザベーション)
と表示される初期むし歯。これは脱灰と呼ばれる段階でまだ歯の表面に穴もなく、わずかに白い斑点がある状態です。
厳密にいうとむし歯ではなく、痛みもありません。
しかしそのまま放置すると必ず表面のエナメル質は溶けて歯に穴があきます。
脱灰はエナメル質の内部のミネラル分がごく一部溶けだした状態です。
逆に唾液の成分のカルシウムなどのミネラルイオンが歯に入って脱灰部分に沈着することを再石灰化といいます。
この脱灰と石灰化は日常的に繰り返されています。
しかもこれが繰り返されているうちにエナメル質の表面が変化して酸に溶けにくい性質になることも分かっています。
つまり虫歯になりにくい丈夫な歯になるということです。
唾液によって再石灰化が促され、歯が丈夫になることは大変うれしいことです。何もせずとも虫歯予防をしているようなものです。
ところでこの再石灰化をより後押しする方法があります。
唾液のカルシウムイオンに吸着を促進させるのがフッ素です。フッ素入りの歯磨き粉で歯磨きをすることが効果的といわれるのはそのためです。
また再石灰化には歯の表面がきれいに清掃されている方が促進効果が高まることもわかっています。
食後の歯ブラシによる汚れの除去はやはり意味があるのです。