スタッフブログ
歯が揺れている?
指で歯を挟んで揺らしてみると、(少し動く・・・)と感じた人はいませんか?
歯周病が進行すると歯がぐらぐらしてそのうち抜けてしまいます。
しかし健康な状態でもある程度の揺れ(動揺)はあるのです。
そもそも歯は、歯根膜というクッションのような組織に包まれていて、歯槽骨と直接くっついているわけではありません。
指で歯を動かすとこのクッションの働きでわずかに揺れるようになっているのです。
では注意すべき動揺はどのようなものがあるでしょうか。
●指で動かさなくても上下の歯を噛み合わせただけで歯の揺れを感じる場合
●指で前後左右に動きを感じるのではなく、垂直的に上下に動く感じがする場合
こういった場合は歯周病がかなり進行していると考えられます。
歯はいきなり全部の歯がぐらつき出すことはありません。まず特定の歯が動き出すことが多く、中でも虫歯でも治療済みでもない歯が大きく動き出したら注意が必要です。
硬いものを噛むときはいつも同じ歯を使っていませんか?
使いやすい歯が決まっていればその歯は将来ぐらつく可能性があります。
強い負担の積み重ねが歯の寿命を縮めていることになるのです。
もし使わない歯がむし歯であったり歯周病であったりするのなら放置せずにしっかり治療しましょう。
どの歯も同じように同じ力で咬めるように早めに修正することが大切です。
歯間ブラシについて
皆様こんにちは。
今日は歯間ブラシについてです。
歯と歯の間は、歯ブラシの毛先が届きにくいため、プラーク(歯垢)が残りやすく、むし歯や歯周病が発生しやすい場所です。
この歯間部のプラークは、歯ブラシだけでは
60%程度しか取り除くことができませんが、
歯ブラシと一緒にデンタルフロスや歯間ブラシを使うと90%近くのプラークを取り除くことかできます。
歯間ブラシを使う際の注目事項
①歯と歯の間の隙間に合ったサイズを選びまし
ょう。
②歯と歯の間にスッと抵抗なく挿入でき、動か
すときにきつくないと感じない程度の大きさ
を選びましょう。
③はじめて使用する場合、小さいサイズから試
しましょう。
④歯によって隙間の広さが異なる場合、それぞ
れの隙間に合ったブラシを使いましょう。
⑤歯肉炎のある部位は軽い刺激でも出血しやす
くなっています。
⑥使い終わったら、流水ですすぎ、風通しのよ
い場所で保管しましょう。
⑦ブラシの毛先が乱れたり、短くなってきたら
新しい物に取り替えましょう。
歯間ブラシの使い方など、わからない事などございました、お気軽にご相談下さい。
お子様の仕上げ磨き
乳歯のころから虫歯になることを予防することはとても大切です。
しかし、ただでさえ柔らかく虫歯になりやすい乳歯を守ることはとても大変なことです。
そこで仕上げ磨きがとても大切です。
小さなお子さんは歯の間や奥歯など、歯ブラシの届きにくい場所はあまり上手に磨けないため
仕上げ磨きを1日1回はしてあげてください。
仕上げ磨きをする際は、お子さんの頭をご自身の膝の上に乗せ横になってもらってください。
その姿勢がもっとも口の中をのぞきやすく、磨きやすい姿勢です。
磨く際は仕上げ用の歯ブラシで、歯をしっかりとチェックしながら歯の表裏、噛み合わせる面を
丁寧に磨いてあげてください。
歯ブラシの持ち方は鉛筆を持つようにすると磨きやすいです。
歯の間をしっかり清掃するため、糸ようじやデンタルフロスの併用も大切です。
手鏡を持ってもらい、歯磨きの仕方を見せてあげるのも良いと思います。
最も虫歯になる可能性が高いのが『六歳臼歯』です。
乳歯列の奥に生えてくるため、生えたのに気が付きにくく歯ブラシが届きにくいのが主な原因です。
自分で磨けるようになっても、時折お口の中をチェックしてあげて下さい。
丈夫な永久歯が生えそろった事ができればチェック終了のタイミングだと思っていただくと良いと思います。
歯ブラシは嫌がる子も多く、仕上げ磨きも大変だと思います。
何か気になること、ご相談があればいつでもご連絡ください。