スタッフブログ
唾液の働き
皆様、こんにちは。
今日は唾液の働きについてです。
唾液には、口や体の健康に関わるさまざまな働きがあります。
唾液には主に、耳下腺、舌下腺、顎下腺という3つの大きな唾液腺から1日に1000〜1500ml程、分泌されます。
唾液には、食べ物の消化を助けたり、味を感じやすくしたりする働きや、口の中の汚れを洗い流したり、酸を中和して口の中を中性に保ったり、細菌の繁殖を抑えたり、再石灰化によりむし歯を防ぐといった口の中を清潔で健康に保つ働きがあります。
唾液の分泌量は、ストレスや疲れ、加齢などで減少することもあります。
口の渇きやネバつきを感じることが多い場合には、食事の際にはよく噛むようにしましょう。
唾液の分泌は、夜寝ている間に少なくなります。そのため、夜間に口の中で細菌が繁殖しやすく、朝起きると口の中がネバネバしたり、口臭が気になったりしがちです。
そのため、就寝前にはより丁寧なお口のケアが大切です。
キシリトールについて
皆様、こんにちは。
今回は、キシリトールについてお話ししたいと思います。
ガムや飴に"キシリトール入り"と書いてあるものがよく目につきますが、このキシリトールとはいったい何かご存知でしょうか?
これは、砂糖に代わる代用甘味料です。これまで代用甘味料というと、人工の甘味料だから体によくないといわれていました。
ところがキシリトールは人工ではなく、白樺や樫の木などの樹液から抽出した、天然の甘味料です。苺などの果物にもキシリトールという成分が入っています。
キシリトールは糖アルコールの一種で、むし歯の発生を防ぐ効果があることがすでに証明されています。
むし歯菌の1つのミュータンス菌は、糖を分解して歯を溶かす酸を発生させますが、キシリトールはむし歯菌が分解できない甘味成分なので、酸の発生を抑えます。
キシリトールの甘さは唾液の分泌を増やし、しかも唾液中のカルシウムと結びついて歯の表面の再石灰化も促す性質を持っています。その効果を持続させるためにできるだけ長く口の中にとどめておきたいものです。そのためガムや飴などに使うのが最も理にかなった使い方というわけで、ガムを噛むときはできればしばらく噛み続けるとよいのではないでしょうか。
キシリトール摂取の目安は1日5~10g
キシリトール100%のガムなら4~10個です
市販のガムや飴には砂糖や水あめが入っている物もあるので注意してください。
よく成分をチェックして、砂糖の入っていないタイプを選びましょう。
ご不明な点があればいつでもご相談ください。
歯のすき間
こんにちは。
本日は歯のすき間歯と歯の間にすき間があいていることを空隙歯列(くうげきしれつ)といいます。
食べ物がはさまることや、前歯のすき間が気になるなどの悩みにつながります。
原因として、顎の大きさに対して歯のサイズが小さいことや、歯の本数が足りないということで生じます。
また、無意識に舌でそのすき間を触ったりしていると症状を悪化させている可能性があります。
治療として、人口の歯を用いることや、矯正などがあります。
ここからは乳歯の歯のすき間についてです。
五歳ごろから顎の発達につれて、乳歯の前歯にすき間が出てくるものは発達空隙と略し、
これから生え変わりのためにきれいに並ぶためのスペースとなるすき間です。
永久歯は乳歯に比べて1.5倍の大きさがある為、余裕があるほうがまっすぐに生えやすくなります。
この時期に顎の発達をうながさずにいると...
歯が押し合い歯並びが悪くなる可能性が高くなります。
よく噛む食事が、しっかりとした骨格の顎に育て上げてくれます。
顎の違和感を感じたら
毎日食事や会話に休むことのない顎ですが
無意識に睡眠中に歯ぎしりや食いしばりをしていることがあります。
日中でもストレスを感じて食いしばるパターンもあります。
歯ぎしりはブラキシズムとも言い、ひどい場合には歯や歯周組織の損傷、
全身にも悪影響を及ぼすことがあります。
歯科での歯ぎしりの治療方法には
①スプリント療法(マウスピース)
②咬合調整
があり、これ以外にも筋マッサージも有効とされています。
歯ぎしりの力は通常時より十数倍ともいわれ、
歯のすり減りや歯が折れたり、修復物が取れたりする可能性もあります。
また肩こりや頭痛、顎関節症の症状を引き起こすことがあります。
少し顎に疲れを感じるようになったら歯ぎしりや食いしばりを疑ってみてください。
状態にあった処置をご提案させていただきます。