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前歯の詰め物の変色
Q、前歯の詰め物の色が変色してきて茶色っぽくなっています。治療は必要でしょうか。
A、前歯の小さい白い詰め物はコンポジットレジンというプラスチックににたレジン系の素材の事がほとんどです。
コンポジットレジンは吸水性ですので、水に溶ける色素(お茶、コーヒー、ワインなど)を取り込みやすく、
個人差はあるものの、治療後、経年的に変色していってしまいます。
初期の段階であれば、表面を少し研磨するだけで新しい面が出てきれいになる場合がありますが
大きく、濃く変色してしまっている場合は、やり直す必要があります。
昔詰めたコンポジットレジンを削って新しく詰め直します。
吸水性であるということはその分汚れも再度つきやすく、コンポジットレジンで治療が終わったからといって油断はできません。
二次むし歯を防ぐために丁寧なブラッシングを心がけてください。
また一つの歯に対して、一か所か二か所、小さく削って詰めるだけであればコンポジットレジンで対応できますが、
かなり大きく虫歯がある場合や、
神経の治療をした歯に関しては、コンポジットレジンで継ぎはぎで補修するより、
被せを被せてしまった方が審美的にも強度的にも良いケースもあります。
ご不明な点がありましたら担当医、担当衛生士にお声がけください。