スタッフブログ
すり減った歯(咬耗)
咬耗とは、歯の表面がすり減ることで
歯で食べ物を噛んだりすりつぶしたりすることで起こります。
その程度は、年齢や性別、歯の種類や質、歯の生えている位置(萌出位置)や噛み合わせ、
噛む力、歯ぎしりや食いしばりなどの習癖や食生活、また心因性問題など様々な原因が関与していて
かなり個人差があります。
歯のすり減り(咬耗)は普通に起こる現象で中高年になるころには誰の歯もある程度すり減っています。
しかしその程度によっては様々な問題を引き起こします。
虫歯の治療などで銀歯などが入っていると、自分の歯とのすり減り方に微妙な差が出てきます。
その結果噛み合わせが変わってそれぞれの歯にかかる力のバランスが変わってきてしまい、
顎関節症を引き起こすこともあります。また、歯に入っている詰め物が割れてしまったり、歯そのものが割れてしまうこともあります。
口腔内は日々変化していきますので
虫歯の治療が終わったらそれで終わりではなく、定期的なメンテナンス・検診で
年齢やお口の中の変化に合わせた調整が必要です。
歯間ブラシ
皆様、こんにちは。
今日は歯と歯の間のケアに欠かせない歯間ブラシについてです。
歯と歯の間は、歯ブラシの毛先が届きにくいためプラーク(歯垢)が残りやすく、虫歯や歯周病が発生しやすい場所です。
この歯間部のプラークは、歯ブラシだけでは60%程度しか取り除く事ができませんが、歯ブラシとあわせてデンタルフロスや歯間ブラシを使うと、90%近くのプラークを取り除く事ができます。
歯間ブラシを使う際の注意事項
①歯と歯の隙間に合ったサイズを選びましょう。
②歯と歯の間にスッと抵抗なく挿入でき、動かす時にきついと感じない程度の大きさを選びましょう。
③はじめて使用する場合、小さいサイズから試しましょう。
小さいサイズでも入らない場合はデンタルフロスで清掃しましょう。
④歯によって隙間の広さが異なる場合、数種類の歯間ブラシを使いましょう。
⑤歯肉炎のある部位は、軽い刺激でも出血しやすくなっています。
プラークを除去することで、歯肉の炎症は改善されます。炎症が改善すると歯肉が引き締まり、出血もなくなりますが隙間が広くなる場合があります。
⑥強引に動かすとブラシやワイヤーで歯や歯肉を傷つける恐れがあるので注意しましょう。
使い方がわからない、自分に合ったサイズがわからないなど何か気になる事、わからない事があればお気軽にご相談下さい。