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すり減った歯(咬耗)
咬耗とは、歯の表面がすり減ることで
歯で食べ物を噛んだりすりつぶしたりすることで起こります。
その程度は、年齢や性別、歯の種類や質、歯の生えている位置(萌出位置)や噛み合わせ、
噛む力、歯ぎしりや食いしばりなどの習癖や食生活、また心因性問題など様々な原因が関与していて
かなり個人差があります。
歯のすり減り(咬耗)は普通に起こる現象で中高年になるころには誰の歯もある程度すり減っています。
しかしその程度によっては様々な問題を引き起こします。
虫歯の治療などで銀歯などが入っていると、自分の歯とのすり減り方に微妙な差が出てきます。
その結果噛み合わせが変わってそれぞれの歯にかかる力のバランスが変わってきてしまい、
顎関節症を引き起こすこともあります。また、歯に入っている詰め物が割れてしまったり、歯そのものが割れてしまうこともあります。
口腔内は日々変化していきますので
虫歯の治療が終わったらそれで終わりではなく、定期的なメンテナンス・検診で
年齢やお口の中の変化に合わせた調整が必要です。