スタッフブログ
歯ぎしり・くいしばり
睡眠中に本人が気づかずにする歯ぎしり・食いしばり。
ひどい場合には歯や歯周組織の損傷ばかりか、全身にも悪影響を及ぼす恐れがあります。
歯ぎしり・食いしばりはストレスや噛み合わせが原因の事が多い報告されています。
歯ぎしりはよく知られていますが、その他にぐっと噛み締めるだけのクレンチングや、歯と歯を触れ合わせてカチカチさせるタッピングも含まれます。
歯ぎしりは通常時の咬合力の数倍~10数倍の力が歯や骨にかかっているといわれています。
強い力が持続的に加わると歯の破折や、すり減り、詰め物の破折・脱離の原因になるほか、
歯周組織の破壊(歯周病の加速)、顎関節症や肩こり頭痛の原因にもなり得ます。
歯ぎしりの治療法には以下のものが挙げられます
・筋肉マッサージ
・噛み合わせ調整
・マウスピースの使用
・精神安定・ストレス緩和
気になる方は担当医・衛生士までお尋ねください。
妊娠中のお口のケアについて
皆様、こんにちは。
今日は、妊娠中のお口のケアについてです。
妊娠中は、つわりや食の好みの変化、体調の変化などにより、食生活が不規則になって口腔内環境が悪化しがちなうえ、いつも通りのブラッシングができにくいものです。
そんな時は、無理をせずできる範囲でお口のケアに努めましょう。
ブラッシングは、気分が良い時にササっと行えるように、洗面所だけでなく、リビングやキッチンなど目につく場所に自分用の歯ブラシを置いておき、できそうな時に磨くというのもおすすめです。
自分でできないときは、歯科医院でクリーニングするだけでも、お口の中を清潔に保つことができます。
キシリトールガムやタブレットもプラークの粘着性を低めたり、唾液の分泌が増えて歯の再石灰化を促進する効果などが期待できます。
また、食後すぐに水で強めにブクブクうがいをするだけでも、食べかすなどを取り除く効果があります。
気分がすぐれないときは、小児用の歯ブラシやワンタフトブラシなど小さめの歯ブラシを使うのもおすすめです。
子どものよだれ
今回は子どものよだれについてです。
赤ちゃんは毎日成長の中でよだれもたくさん出ます。
よだれが多いと、赤ちゃんの敏感な肌が、かぶれてしまう恐れがあります。口の周り、顎や首は、好発部位です。
すぐに拭いて、かぶれが出る前に、なるべく早く行動しましょう。
唾液の中には成長ホルモンも含まれています。
そのため、唾液の量は赤ちゃんが成長しているという証にもなります。
赤ちゃんはなめたり、しゃぶったりする行動の中で様々な感覚を磨いています。
その中に内臓感覚と呼ばれる、空腹感や食欲、喉の渇き、悪心などは、
赤ちゃんの時にたくさん物をなめて、感じてきたかで決定するともいわれています。
他にも口内の食物に潤いを与え、咀嚼と嚥下を助けたり、デンプンを消化したり、口内の洗浄と抗菌作用、
口内の粘膜保護、傷の修復など様々など大切な働きをしてくれています。
赤ちゃんが本能的行為をたくさんやって感覚を磨くことで、
口の動きや舌の動きの土台になってきます。
よだれは成長に欠かせないとても重要なものなのです。
歯磨きのタイムリミット
最近は外に出る機会も増えて、習慣化していた昼食後の歯磨きを忘れていませんか?
毎食後の歯磨きはとても大切なのでしっかり再習慣化させましょう。
子どもも大人も歯磨きが嫌いな人はたくさんいますし、
外出中は特に歯磨きのタイミングを逃すことはよくあります。
しかし、食後の歯磨きにはタイムリミットが存在していて、食後30分以内が勝負だといわれています。
食べたものの中にある糖分を栄養として、口の中に常時住んでいる「ミュータンス菌」が活性化し、歯を溶かそうとする酸性度が高まるのが食後30分ほど続くからです。
強い酸は歯のエナメル質からミネラルを奪って表面を溶かそうとし、ミネラルが表面から少なくなって白っぽくなった状態を「脱灰」といいます。
しかしこの段階ではまだ虫歯にはなりません。充分に口の中に唾液があれば唾液の作用で口中は中性化してミネラルもまた戻って「再石化」を始めるからです。
このように食事のたびに「脱灰」と「再石化」を繰り返されています。
この時に唾液の力だけに頼らず、歯ブラシで食べ物のカスや汚れを取り除くことによって虫歯の発生を防ぐことが出来ます。
また、歯ブラシで磨くことによって唾液の分泌が促すことが出来るので、歯磨き粉はなくとも歯ブラシだけ持ち歩いてみるのもいいかもしれません。
もちろん唾液に殺菌作用があるので、口の中が乾いたり、歯を磨けない状況の時はうがいをするだけで雑菌の増殖を防ぐことが出来るのでぜひ試してみてください。
どこにいてもしっかり食べて、しっかり磨いてみてください。
歯が抜けたままだとどうなる
奥歯一本抜けていても分からないし
他の歯でも噛めているし、、、
と放置してしまっている箇所はありませんか?
歯が一本無くなってしばらく時間が経ってしまっている場合など、
無いことに慣れてしまって無くても平気だと思ってしまうようです。
しかしすぐには不具合が起きなくても徐々に起きつつあるのです。
噛みあっていたはずの相手の歯が伸びてきてしまいます。
この現象を挺出といいます。
徐々に噛み合わせがおかしくなってきます。
また無意識のうちに反対側の歯が揃っている方を使う事が増え、そちらの歯の寿命を縮めたり、歯周病を加速させたり、顎のゆがみを生じることもあります。
歯というものは、上下あるいは隣在歯とお互い支え合い大切な機能を果たしています。
優先順位はあれど不要な歯はありません。
抜けた歯は早めに補うことが重要です。
失った歯を補う治療として
・部分入れ歯
・ブリッジ
・インプラント
があります。
それぞれメリットデメリットなど特徴が異なりますので
お悩みの方はお早めにご相談ください。