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奥歯にかかる力
食事をする時、歯や歯茎には意外と大きな力がかかっています。
前歯には約20キロ、小臼歯には約30キロ、大臼歯には約50キロの力がかかっています。
食事だけではなく、様々なシーンで奥歯は私たちの生活に大きく関わってきています。
例えば椅子から立ち上がる時や重い荷物を持ち上げる時など無意識のうちに奥歯を噛み締めていることがあります。
またゴルフやテニス、バッティングなどのスポーツをする時も衝撃を受ける際に奥歯をかみしめるケースが多いです。
スポーツによってはマウスピースの装着を義務付けているものもあります。
つまり力を入れる時の踏ん張りを支えているのが奥歯です。
健康な歯肉と健康な歯牙を持っていれば奥歯というのは大きな力をしっかりと受け止めかたい食べ物もかみ砕く非常に重要な存在ですが、
虫歯や歯周病が進んでしまっていると存分な噛み締めをすることができません。
奥歯は歯ブラシが届きにくい上に前歯より複雑な形態をしており、また上記のとおり力もかかるので虫歯やトラブルが起こりやすいですができるだけ大切にして長持ちさせたいものです。
奥歯を失い、そのままにしておくことは食事がしづらいだけでなく全身のバランスを崩すことに繋がりかねません。